五十嵐カノア Vans US Open of Surfing で優勝!

2017年8月10日


7月31日よりカリフォルニア・ハンティントンビーチを会場に開催されていた世界でも最大級のサーフィン・コンテストの「2017 Vans Us Open of Surfing」で五十嵐カノアが悲願の初優勝を果たしました。

 

 

最終日はクォーターファイナルからスタート、元チャンピオンシップツアー(CT)選手で、ラウンド5では日本の大原洋人選手を破ったリカルド・クリスティ選手(NZ)を相手にヒート1に五十嵐カノア選手は登場しました。ファーストウェイブで7.67をスコアすると、ヒート中盤に5.63にバックアップスコアをメイクし、そのまま勝利。次のラウンドへと進出しました。

 

セミファイナルは過去にこのUSオープンを2度制し、先日、南アフリカ・J-BAYでのCTで優勝した、絶好調のフィリッペ・トリード選手(BRA)との対戦。ファイナルデイの最大のハプニングはヒートスタート早々に起こりました。1つの波にカノア選手とフィリッペ選手が同時にテイクオフ、2人は交錯し、カノア選手はワイプアウト、しかしジャッジは五十嵐カノアの方がより得点のポテンシャルがある波にテイクオフしようとしていたと判断し、フィリッペ選手にインターフェアを宣告しました。この事態に動ずることなくカノア選手は着実にスコアできる波を選択し、12.26ポイントでフィリッペ選手を下し、遂に決勝へと進出したのです。

 

 

この数年2度のセミファイナル(準決勝)進出はあるもの、初のファイナルとなったカノアはトーマス・ヘルメス選手(BRA)を相手に1本目より9.63という今大会でハイエストスコアをメイクすると、ヒート終盤には7.60ポイントをゲット、終始ファイナルを圧倒しチャンピオンの座に輝きました。

 

 ハンティントンで生まれ育ったカノアにとってホームブレイクを会場にするUS OPENは特別なコンテスト。優勝インタビューでは「僕はここで育って、サーフィンを覚えました。僕の全てがこのハンティントンにあります。今日はこれまでの人生で最高の日となりました」と少し興奮気味にその喜びを表現しました。

 

 

この優勝によってQSランキングは一気に3位までジャンプアップ、この勝利はCTツアー終盤の活躍に向け弾みをつける大きな1勝となったに違いありません。これからも五十嵐カノアの活躍にご期待ください。

 

おめでとう!カノア!!

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