TEAM SHOOTING 2023 ISLAND TRIP

TEAM SHOOTING
2023 ISLAND TRIP
~新生QUIKSILVERチーム始動

INTRO

あんなに暑かった夏も終わり、あっという間の秋も過ぎ去ろうとしていた10月下旬、
チームはまだまだ夏さながらの気温と空気に包まれた国内のトロピカルアイランドへ高揚感と共に旅立つはずだった。

トリップにはハプニングやトラブルは付きもの、そして時には良き想い出になるというが、できればそれらが無いに越したことはない。
が、今回のトリップはエアラインの都合による大幅なフライトの遅れという波乱のスタートとなった。
コンテスト参戦など忙しいライダー達のスケジュールを調整し、密なスケジュールを組んだのが、まさに出鼻をくじかれた感じだ。

しかし、これに至っては自分たちの力ではどうしようもならないし、その時の現実に身を委ねるしかない。
そう、そこはサーフィンと同じGO with FLOW。
日頃、国内外の移動が多く、長時間のトランジットなどお手の物のライダー達はこの事態に全く動じる様子は無く、
バックパックやボードケースを椅子やベッド代わりにし、それぞれがフライト時間までゆっくりと寛いでいた。
この点においてはサーファーは皆、頼もしいのである。
お昼には到着、その後サーフィン撮影の当初予定が、結局、着いたのは夕食の時間もとうに過ぎた夜。
移動だけで初日が終わってしまった。

ここで今回参加したライダー達を紹介しよう。
もうチームの中核といっていい、平原颯馬、伊東李安琉、村田嵐に、次男坊小濃来波、
そして伊豆から山本来夢(15)、湘南から髙井悠二朗(11)、千葉から佐藤頼斗(13)の新たにチームに加入したヤング&ミニガン達が初参加。
そう、今回のトリップは撮影という目的だけではなく、新生QUIKSILVER JAPANチーム結成式的な意味合いも持っていた。
普段からよく知ってるいつものメンバーでの旅、それはそれで楽しいが、新たな仲間が加わるとまた違ったムードになる。
3人の新メンバーがジョインしたTEAMにどんな化学反応が起き、どう変わり始めるのだろうか?を見るのも今回の旅の楽しみの一つだった。
*WSL CSを転戦していた上山キアヌは残念ながら今回も不参加となった。

  • 平原颯馬
  • 伊東李安琉
  • 村田嵐
  • 小濃来波
  • 山本来夢
  • 佐藤頼斗
  • 髙井悠二朗

平原 颯馬

Soma Hirahara

2002年1月15日生まれ。神奈川出身。

幼い頃から数々のタイトルを総ナメしプロ入り。
日本代表として国際大会にも出場。
端正なルックスを活かし芸能との二刀流で活動。
エンタメ界との懸け橋を担いサーフィンをメジャーシーンへ押し上げる。

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伊東 李安琉

Riaru Ito

2002年8月18日生まれ。宮崎出身。

2022年タヒチ・チョポで歴史的な波をメイクし、
由緒あるビッグウェーブコンテスト
"VANS PIPE MASTERS"に
日本人唯一の招待選手
として出場を果たす(9位)など、
世界が注目するビッグウェーバー。

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村田 嵐

Arashi Murata

2002年2月21日生まれ。三重出身。

幼少期から国内外の大会に出場し
数々の輝かしい戦績を残す。
スピードに乗るサーフィンには定評がある。
サーフィンの普及活動として始めた
YOUTUBEも大好評。
新たなフィールドへ活躍の場を広げている。

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小濃 来波

Raiha Onou

2004年1月28日生まれ。神奈川出身。

12歳でAUSのオッキーグロムコンテスト
U12 クラス2位、
翌年U14 クラス5位など、
幼少期から世界を相手に戦ってきた実力派。
スピードとキレのあるライディングを武器に
国内外の大会で実績を残している。

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山本 来夢

Raimu Yamamoto

2007年9月14日生まれ。静岡出身

恵まれた体格を活かしたダイナミックなサーフィンと
桁違いのボディバランスの良さが
見る者の目を奪うYOUNG GUN。
昨年プロ資格を取得し、
今年からJPSAプロトーナメントにも参戦。
台風の目となるか。

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佐藤 頼斗

Raito Sato

2009年7月4日生まれ 神奈川出身。

元プロの父と現役プロの兄という
サーフィン一家。
より良い波を求め湘南から千葉へ拠点を移し、
海外遠征も精力的に行なうなど、
世界を視野に練習に励むYOUNG GUN。
試合でも好成績を残している。

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髙井 悠二朗

Yujiro Takai

2011年4月28日生まれ 神奈川出身。

型にはまらない自由なサーフィンが持ち味のYOUNG GUN。
大人顔負けのスタイルあるライディングで、
フリーサーフィンだけでなく、
コンペティションでもメキメキと
頭角を現してきた成長株。

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旅の最初に思いもしないオバケセットを喰らったが、トロピカルアイランドは裏切らなかった。
照りつく日差しはまさに夏のそれだし、昼間は基本Tシャツ+短パン+ビーサン、水温はメチャ高め、サーフィンはボードショーツでOK。
母なる海も味方してくれ、スウェルをしっかりと届けてくれていた。
フルスーツに慣れ始めていたライダー達は、その環境に一気に開放されテンションUP。
詰まった日程にも関わらず、連日のサーフセッションと撮影を楽しみながらこなしていってくれた。

シューティングトリップでは団体行動が基本。
朝の集合からから夜まで一日の殆どを決められたスケジュールの中で全員が動いていく。
あまりにも強制的過ぎるのはいかがなものか?と思うが、
メリットの一つとしては、結束力というか、そういうモノが気づかない内に高まっていくということ。
それが数日間という限られた時間であれば、なおさら。
しかも全員がサーファーだから、同じ波を同じ時間に共有することで更にその意識が高まっていくのだ。
よく観察していると今まで若手といわれていたメンバーに徐々にリーダーシップが芽生えだし、
新しいメンバーは慕ってそれに習うようになっていく。
うん、どうやらこの新チームはこれから期待が持てそうだ。

BOARDSHORTS -SPRING-

BOARDSHORTS -SUMMER-

LIFESTYLE

OUTRO

過ぎてしまえばあっという間のシューティング全日程を終え、帰りのフライトまでの時間は全員でフリーセッション。
年上も年下も立場も関係ない。同じ波を共有するこの時間こそが大事なのだ。
コンテスト会場や旅先、またもしかして代表戦などで一緒になることがあるかも知れない。
そんな時はお互いフォローしあって、サーファーとして個人として高め合っていって欲しい。

平原颯馬、伊東李安琉、村田嵐、小濃来波、山本来夢、髙井悠二朗、佐藤頼斗、そして上山キアヌ。
新生QUIKSILVERチームの応援とサポートをどうぞよろしくお願いします。

Fin.