クイックシルバー社の米国会社更生計画が承認を受けました。

2016年1月29日

クイックシルバー社の米国会社更生計画が承認を受けました。

オークツリー・キャピタル社(Oaktree Capital)の支援を受けて、業務の合理化および財務の健全化を図り、再生を期します。

 

カリフォルニア州ハンティントンビーチ(2016 28 日)―クイックシルバー株式会社(「本会社」)は本日、無担保債権者公式委員会をはじめとする本会社の主な出資者の多大な支援を受けて、デラウェア地区連邦破産裁判所から、会社更生計画(「本計画」)の承認を受けたことを発表しました。本会社は、2 月8 日頃に、破産状態から脱却する見込みです。

「今回の承認は、クイックシルバー社の発展に重要な出来事です。弊社の任意申立からわずか数か月で、破産状態から脱却するという計画を裁判所に承認してもらうことができてとてもうれしく思います」と、クイックシルバー社の最高経営責任者ピエール・アニエスは述べました。「今回の承認により、弊社が確固たるビジョンを持っていること、知名度の高い強力なブランドを有していること、熱意あふれる社員を擁していること、そして弊社商品の熱烈なファンの方々がいらっしゃることが証明されました」

アニエスは続けて、「本日は、ブランドQuiksilver、ROXY およびDC Shoes の記念すべき新たな始まりの日になります。クイックシルバー社は、経験豊富な指導者を擁し、業務の合理化を図り、健全な財務状態を取り戻し、そしてオークツリー・キャピタル社という世界的なパートナーを得て、戦略および業務遂行上の専門的知識の提供を受けて、以前よりも強い会社に生まれ変わります。弊社が実施する会社更生計画により、長期にわたって強力な運営財務基盤が確保され、弊社ブランドの国際的な成功が加速するとともに、再びアクションスポーツ界を牽引する地歩を取り戻すことができます」と述べました。

「クイックシルバー社は、世界中のお客様が強く惹かれる素晴らしいブランドを擁しています。そうしたブランドの再生と新戦略により、最高水準の新商品開発に重点を置くとともに、主要ブランド品のさらなる普及を図り、評価を高めることができます。同時に本会社は今後も業務プロセスの更なる改善を追求する取り組みを加速させていくことができます」と、オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルピー(Oaktree Capital Management, L.P.)の常務取締役デービッド・タナーは述べました。「我が社はクイックシルバー社の経営者とともに、同社の複数年にわたる業績回復計画を引き続き立案推進していくのを楽しみにしています」

すでに発表しているとおり、本日裁判所の承認を受けた本計画(2 月8 日頃に効力が発する予定)により、クイックシルバー社は長期的な財務体質の健全性回復を目指した財務改革および業務遂行改革を実行することができるようになります。またオークツリー社は、本計画に基づき既存の保有米国債券を再建される本会社の過半数の株式に転換します。クイックシルバー社は破産手続を経て有効に、短期的および長期的財務課題の両方に取り組み、将来自社ブランドを成功させる強固な基盤を構築することができました。クイックシルバー社は、今回の手続により、アクションスポーツ市場においてアイコン的な最大手企業であり続けます。

弊社の法務顧問はスキャデン・アープス・スレート・メイガー・アンド・フロムLLP、会社再建に関する顧問はFTI コンサルティング株式会社(FTI Consulting, Inc.)、投資銀行はピーター・J・ソロモン・カンパニー(Peter J. Solomon Company)です。

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