トラビス・ライスのシグネチャーウェア誕生ストーリー

2018年12月13日


トラビス・ライスがQUIKSILVERチームに入り長い年月が経ちますが、彼は常に新しいウェアを求め開発に携わってきました。プロダクトの企画からライディングテストにいたるまで、全てトラビス本人によっておこなわれ、最終的に辿り着いた答えが “可動性” です。彼が活動するバックカントリーフィールドでのライディングにおいて、自由な動きを妨げないストレッチ素材が必要だったのです。



 

最終的に辿り着いたウエアの可動性

トラビスの要望に答えるべく、QUIKSILVERはボードショーツで採用している4WAYストレッチ素材(MEGA STRETECH)を、スノーボーディングにおいて一番大きな動きが求められる肩、背中、そしてサイドに使用することを提案しました。プロトタイプが完成し、そのウェアを着たトラビスは、今までと全く異なるストレッチ素材がもたらす無制限な動きに多くの可能性を確信したのです。



 

内側のライナーはシームレス(繋ぎ目のない構造)になっていて、どんな体型でも、どんな力がかかっても、抵抗なくストレスフリーな可動性を実現しています。汗をかく脇部分は通気性の良いメッシュになっているので常に快適なライディングをサポートします。

 

自分のシグネチャーラインで環境に貢献

山から海まで自然を愛するトラビスにとって、SUSTAINABILITY(持続可能性)における、環境への取り組みは非常に大切なものです。そして、彼のシグネチャーウェアには、MEGA STRETCH素材の他にも、ペットボトルをリサイクルして作られたREPREVEリサイクルポリエステル素材を採用したのです。ソリッド(無地)の部分にMEGA STRETECHを採用し、プリント部分にはREPREVEを取り入れています。自身のシグネチャーラインで環境に貢献できるということは、彼が望んだ可動性(ストレッチ)と同じくらい必要なことでした。

 

ステラーカケス(山鳥)のエッセンスをプリントに採用

彼のシグネチャーラインには、毎シーズン自然に関する何かしらの要素がプリントに取り入れらてれいます。今シーズンは、自分が好きな「ステラーカケス」という山鳥のエッセンスを取り入れたいという要望がありました。ブリティッシュコロンビアでの「Depth Perception」のショートムービーを撮影中にもこの鳥を見かけ、ウエアへのインスピレーションに繋がったようです。このステラーカケスは、重なりあうブルーシェードから深いグレー、そして黒がレイヤーになったグラデーションカラーにストライプが加わり、羽を広げると黒のピンストライプがとてもキレイな鳥です。その美しいカラーが彼のシリーズのプリントに採用されています。

ステラーカケス/ クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)

 

STORAGE(保管する場所)

バックカントリーのライディングでは、常に多くのアイテムを持っていくため、大きく機能性の高いポケットが必要です。トラビスの意見で、ジャケットにはいくつかのポケットが搭載され、内側と外側の両面からアクセス可能な大きなエントリージップを持つメッシュ付き胸ポケットには、GoProなどの撮影キットが収納できるようになっています。

 

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シグネチャーパンツにもこだわりが凝縮

ジャケット同様にMEGA STRETECHを採用したトラビスのシグネチャーパンツです。可動性を必要とするトラビスの意見を取り入れ、通常のレギュラーフィットよりも少しワイドなシルエットになっています。またパンツに搭載されたカーゴポケットは、彼のリクエストによりグローブやゴーグルを収納できる大きなサイズを採用しています。



 

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