1969年にオーストラリアの2人のサーファーによってボードショーツ(サーフィン用のショートパンツ)カンパニーとして産声を上げたQUIKSILVER。
その後、その斬新なデザインやスタイルは瞬く間に世界中のサーファーへと広がりました。そして、90年代になると同じヨコノリであるスノーボード業界に参入。ネオンカラーや原色を取り入れたウェアは、当時のセンシティブなスノーボーダーたちから注目を集めました。
それから35年が経過した現在、QUIKSILVERは、トラビス・ライスやマシュー・クレペル、オースティン・スウィーティンらをはじめとする世界のトップライダーがチームに在籍し、スノーウェアのリーディングブランドとしての地位を確固たるものとしています。また、高いパフォーマンス性とファッション性を持ち合わせたスノーウェアは、数多くのスノーボーダーから支持され続けています。
そんなQUIKSILVERが掲げる今シーズンのコンセプトは、「SURF THE MOUNTAIN」。
まさにサーフィンをルーツに持つブランドならではの原点回帰とも言えるコンセプトであり、同時にフリーライドに注目が集まる現在のシーンの潮流にもピッタリなコンセプトでもあります。
そこでQUIKSILVERジャパンチームに所属する4人の日本人ライダー(今井郁海、谷口貴裕、神宮寺 海人、石川敦士)に、「それぞれの "SURF THE MOUNTAIN"」というテーマで話を聞くことにしました。
このコンテンツは全4回の連載でお届けします。
Photo: Taro Koeji
これが僕にとっての「SURF THE MOUNTAIN」Vol.3 神宮寺 海人 Kaito Jinguji
イメージした滑りができたときの快感は似てるかも
「サーフィンをやっている人の後ろを山で滑ってると、Rやウェーブなどで、波乗りっぽい動きをするなぁと以前から思ってました。特にパウダーでスプレーを上げてるときは、きっと海でも似たような感じのスラッシュをしてるんだろうなって。そういった動き的な部分でもリンクするところはあると思う。って、まだ数回ほどしかサーフィンをしたことないんですけど(笑)。
ただ、サーフィンって時間をかけていい波が来るのを待つじゃないですか。スノーボードも一本を滑るために、ハイクしたり準備したりすることは意外と多くて。そのなかでイメージしてる滑りができたら、そのときの快感は、もうたまらないですよね。あと、自分はジャンプが好きなんですけど、浮遊感だけじゃなく着地を決めたときが本当に気持ちいいんです。そのジャンプするアイテムに合わせて自分が求めてるトリックを決めたときの快感。きっと波のリップからエアーをするサーフィンにも通ずるところがあると思います。」
(プロフィール)
神宮寺 海人 Kaito Jinguji
2000年7月2日生まれ。山梨県出身新潟在住。スロープスタイルとビッグエア種目で国内外のコンテストシーンで活躍。またその高いスキルを活かし、ストリートシーンでも頭角を表す注目のオールラウンドライダー。ここ2シーズンは怪我に悩まされたが、今シーズンはコンディションも整い、仲間とともに旅をしながらシーズン中の映像を撮り溜め、YouTubeやSNSで配信予定。
神宮寺 海人Instagramアカウント
今季QUIKSILVERのSNOWWEARをCHECK
今シーズンのクイックシルバー スノープロダクトは、「SURF THE MOUNTAIN」というコンセプトのもと、
ハイクオリティな素材のみを使用したトップアスリートのためのプロモデルであるHIGHLINE PROシリーズを始め、
90年代当時のアートとボードカルチャーが融合した象徴的なデザインをリバイバルした限定コレクションHIGH ALTITUDEなどを展開。
来たるウインターシーズンに向け、スノーライフに欠かせないアイテムをぜひお探しください。