これが僕にとっての「SURF THE MOUNTAIN」Vol.4 石川 敦士 Atsushi Ishikawa

2021年12月28日


1969年にオーストラリアの2人のサーファーによってボードショーツ(サーフィン用のショートパンツ)カンパニーとして産声を上げたQUIKSILVER。

 

その後、その斬新なデザインやスタイルは瞬く間に世界中のサーファーへと広がりました。そして、90年代になると同じヨコノリであるスノーボード業界に参入。ネオンカラーや原色を取り入れたウェアは、当時のセンシティブなスノーボーダーたちから注目を集めました。

 

それから35年が経過した現在、QUIKSILVERは、トラビス・ライスやマシュー・クレペル、オースティン・スウィーティンらをはじめとする世界のトップライダーがチームに在籍し、スノーウェアのリーディングブランドとしての地位を確固たるものとしています。また、高いパフォーマンス性とファッション性を持ち合わせたスノーウェアは、数多くのスノーボーダーから支持され続けています。

 

そんなQUIKSILVERが掲げる今シーズンのコンセプトは、「SURF THE MOUNTAIN」。
まさにサーフィンをルーツに持つブランドならではの原点回帰とも言えるコンセプトであり、同時にフリーライドに注目が集まる現在のシーンの潮流にもピッタリなコンセプトでもあります。

 

そこでQUIKSILVERジャパンチームに所属する4人の日本人ライダー(今井郁海、谷口貴裕、神宮寺 海人、石川敦士)に、「それぞれの "SURF THE MOUNTAIN"」というテーマで話を聞くことにしました。
このコンテンツは全4回の連載でお届けします。

 

Photo: Taro Koeji

 

これが僕にとっての「SURF THE MOUNTAIN」Vol.4 石川 敦士 Atsushi Ishikawa

 

 

どちらも自然のなかでの究極の遊びだと思う

 

「サーフィンとスノーボードは似てるけど、自分のなかでは違うものだと思ってて。ただ、サーフィンをするようになったことで、スノーボードのターンの感覚は確実に変わりましたね。だから、繋がってるところは絶対にあると思います。それに、サーフィンもスノーボードでも、ターンで魅せるっていうのが一番難しいじゃないですか。

 

スノーボードだと飛んじゃえばカタチを作ることもできるけどターンは本当に奥が深すぎるから! だけど、一番シンプルでカッコいいと思うんですよね。あと、波は常に動いてるし、スノーボードでも風や雪の降り方、太陽の光の当たり方などでコンディションは変わるもの。だから、同じものを相手にできないし、同じ感覚は得られないっていうか。だから、やめられないんでしょうね(笑)。僕にとってスノーボードもサーフィンも、自然、そして重力と遊ぶことかなと思ってるんです。重力を使ってスピードを出して、あとはボードと身体を使って斜面をどう遊ぶか。どこで何をするかは自分次第。本当に面白いですよね。自然のなかでの究極の遊びだと思ってます。」

 

 

(プロフィール)

石川 敦士 Atsushi Ishikawa

1977年生まれ。埼玉県出身。数々の怪我を乗り越え、常に進化し続けてきた日本が誇るスノーボーダー。数々のビッグコンテストでの活躍や、一世を風靡したムービープロダクションSCLOVERなど、常にフリースタイルシーンを牽引してきた実績を持つ。近年はスノーモービルを使って日本のフィールドを開拓する傍ら、新潟・神立、今シーズンより長尾・野沢でもパークプロデュースの指揮を執る。

石川 敦士Instagramアカウント

 

今季QUIKSILVERのSNOWWEARをCHECK

今シーズンのクイックシルバー スノープロダクトは、「SURF THE MOUNTAIN」というコンセプトのもと、
ハイクオリティな素材のみを使用したトップアスリートのためのプロモデルであるHIGHLINE PROシリーズを始め、
90年代当時のアートとボードカルチャーが融合した象徴的なデザインをリバイバルした限定コレクションHIGH ALTITUDEなどを展開。
来たるウインターシーズンに向け、スノーライフに欠かせないアイテムをぜひお探しください。