”波乗りジャパン” ISA WORLD SURFING GAMES 2021 -El Salvador- 開幕!!

2021年5月28日



2021年東京で行われる国際大会の最終選考も兼ねた『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』が5月29日〜6月6日に中米エルサルバドルで開催されます。
本大会は、国際サーフィン連盟(ISA)が主催するサーフィンの世界チャンピオンと国のランキングを決定する「サーフィンのワールドカップ」。 2021年大会は東京で行われる国際大会への最終選考会も兼ねており、大会に出場する男女各20名のうち最後の男子5名、女子7名がここで決定します。

国際大会の最終選考も兼ねている『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』。大会に出場する男女各20名(計40名)のうち、既に28名は暫定的に出場を決めており、 この大会では残り12名が選ばれる。今大会の表彰式では、全ての大会出場選手が発表される予定です。残り12枠を獲得するための条件は以下の通り…

 

「2019年WSLチャンピオンシップツアー」から国際大会出場権を獲得している選手と、1ヶ国の上限人数(男女各2名)に既に達しているアメリカ・ブラジル・オーストラリア・フランスの男子を除き、 男子上位5名、女子上位7名が東京で行われる国際大会への出場権を獲得する。

五十嵐カノアは、選考基準のなかで最も優先度の高い「2019年WSLチャンピオンシップツアー」から出場権を獲得済み。その他に、村上舜と松田詩野は「2019年ISAワールドサーフィンゲームス」で条件付きの出場権を獲得しているが、今大会におけるその他の日本代表選手の結果に左右される。 また、女子はまだ1名分しか出場枠を獲得していないため、もう1枠確保したい状況である。

 

 

<男子シナリオ>

五十嵐カノアは出場権獲得済み。今大会に出場した時点で当確となる。 村上舜は条件付の出場権を獲得済みで、まだ出場権を得ていない大原洋人の動向に左右される。 大原洋人が出場するには、今大会で出場権確定済のCT選手を除く上位5名に入ることが第一条件となる。

大原洋人が上位5名に入り、村上舜がそれ以下だった場合
⇒大原洋人と五十嵐カノアが出場

大原洋人が上位5名に入らなかった場合
⇒村上舜と五十嵐カノアが出場

村上舜と大原洋人の2名が上位5名に入った場合
⇒より上位の選手と五十嵐カノアが出場

 

 

<女子シナリオ>

松田詩野は条件付の出場権を獲得済みで、その他2名の動向に左右される。
都筑有夢路と前田マヒナが出場するには、今大会で出場権確定済のCT選手を除く上位7名に入ることが第一条件となる。

都筑有夢路か前田マヒナどちらか1名が上位7位入りした場合
⇒その選手と松田詩野が出場

都筑有夢路も前田マヒナも上位7名に入り、松田がそれ以下だった場合
⇒都筑有夢路と前田マヒナが出場

3名とも上位7名に入った場合
⇒上位2名が出場

 

海外強豪選手が多数集結!

1ヶ国男女各2名という出場の上限人数に既に達している、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、フランス(男子)以外の国は、今大会で残りの枠をかけて戦うことになる。以下の選手や国が注目株だ。

 

<現役CT選手>

現在WSLのチャンピオンシップツアー(CT)に参戦中のレオナルド・フィオラヴァンティ(イタリア)や、ルーキーのマシュー・マクギリヴレイ(南アフリカ)は有力候補。

<元CT選手>

男子ではマーロン・リプケ(ドイツ)。女子では、前回勝者のソフィア・ムラノヴィッチ(ペルー)、ペイジ・ハレブ(ニュージーランド)、チェルシー・トゥア(バルバトス)、アリッツ・アランブルー(スペイン)。

 

 

和井田理央も注目されている!

日本人の母とインドネシア人の父を持ち、QUIKSILVERのYOUNG GUNSとして幼少期からも注目され、前大会の宮崎で村上舜と最後までアジア枠を争った和井田理央は、ロス・ウィリアムスから「CT選手並みにうまい」と言わしめるほど最近注目の選手です。

 

参加選手数が過去最多

今大会には52の国と地域から全257名の選手が参加する。これは世界選手権がショートボードとロングボードに分かれた2013年以降最も多い人数となる。 このうち全体の47%となる122名を女子選手が占める。男女の出場枠が等しく3枠ずつになった2018年以降、3大会連続で女子参加比率を更新している。 また、普段のサーフシーンではお目にかかることのない世界の様々な国が参加するのもこの大会の醍醐味の一つ。今回はアルジェリアとウクライナの2カ国が初参加する。

 

 

開幕式では、「サンド・オブ・ザ・ワールドセレモニー」と呼ばれる各国から持ち寄った海の砂を一つの箱におさめる儀式もあります。通常のサーフィン大会とは異なり、 サーフィンを愛する参加国の選手の絆、平和の祭典を象徴するこれらのシーンにも注目です。(コロナ対策により例年とは実施方法が変更となる可能性があります)

 

大会開催概要

大会名称

2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games

開催期間

2021年5月29日(土)~6月6日(日) =9日間=

大会会場

エルサルバドル(ラ・ボカナ、エル・スンサル)

出場国

52ヵ国・地域(予定)

出場選手

257名 各国男子3名、女子3名

出場権

男子上位5名、女子上位7名が出場権を獲得する。

※2019年WSLチャンピオンシップツアーランキングから出場権を獲得している選手を除く

※東京で行われる国際大会に出場できるのは1ヶ国最大2名まで

公式ホームページ

国際サーフィン連盟(英語)  こちら >>

▼スケジュール▼

5月28日 プレスカンファレンス

5月29日 開幕式

5月29日~6月6日 競技

6月6日 表彰式、閉幕式

※日本とエルサルバドルとの時差は15時間。日本の方が15時間進んでいるため、現地の午前7時は日本の同日夜22時となります。 遠く離れた南米の地で世界に挑む”波乗りジャパン“の選手たちに是非とも熱い声援をお願い致します。
GO! NANIMORI JAPAN!!

 

ニュース内容、画像提供:THE SURF NEWS