ISA世界サーフィン選手権で連覇を目指す 五十嵐カノアが今の心境を語る。
2019年9月7日(土)から15日(日)までの9日間にわたり、宮崎県・木崎浜海岸で開催されているサーフィンの世界選手権『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』。
昨年の同大会で、波乗りジャパンは初の団体優勝を成し遂げ、その立役者のひとりが自身も個人で銀メダルを獲得した五十嵐カノアです。
この大会で連覇を目指す波乗りジャパンの彼に今の心境を語ってもらいました。
■去年の団体優勝で日本はサーフィンが強い国だと世界に示させたのが何よりも大きい■
-去年のISA(伊良湖)では自身で銀メダルを獲得しましたね。また日本の団体優勝も成し遂げました。
それによって何か変化したことはありましたか?
自分の気持ちが変化したことよりも、去年の団体優勝で日本はサーフィンが強い国だということを世界に示させたのが何よりも大きいことだと思います。
このままの勢いで、日本もサーフィン大国であるオーストラリアやアメリカ、ブラジルと同じくらいのレベルにしたいというモチベーションになっています。
WCT(世界最高峰のワールドサーフィンツアー)を回っている中で、海外のトップ選手たちが日本を見る目が変わっているという実感もありますし、メダル候補のライバル国として意識しているはずですから。
-去年のISA(伊良湖)の大会後に「本番に向け良い練習になった」と話ていましたね。その経験を活かして今大会(宮崎)は何を意識していますか?
僕自身の意識としては、ISAだからといってWCTと違う準備はしていません。そのままいつも通りの準備やサーフィンをして、どこまでいけるかだと思います。
■波乗りジャパンチームもいつもと同じように準備をして臨みたい■
-今年のISA(宮崎)はオリンピックの選考会も兼ねていて、世界各国から多くのトップサーファーが集結していますね。今大会はどんな大会になると思いますか?また海外選手で気になる選手は?
正直まだ想像ができていないです。ただISAはWCTと違い獲得ポイントや賞金が出ないですから、WCTの選手たちがどういうモチベーションでくるのかが気になります。
その中でも、選手たちは自国のために100%の力を出してくると思いますから、僕たち波乗りジャパンチームもいつもと同じように準備をして臨みたいと思っています。
他の国の選手で気になるのは、やっぱりアメリカ代表のケリー・スレーターですね。彼が日本の波でどういうサーフィンをするのか楽しみです。
■波乗りジャパンチームが一緒に頑張ろうというエネルギーを持つことが大切■
-今年のISA(宮崎)は、波乗りジャパンチームとして何を意識していますか?
去年はチームみんなでお互いをサポートしあう姿勢が良かったと思っています。
それを今大会も継続して、一緒に頑張ろうというエネルギーを持つことが大切だと思います。
男子のヒロト(大原洋人)やシュン(村上 舜)は去年と同じメンバーで、2人ともいいリズムできてくれると思いますし、今年は去年よりも経験がある分、もっといい状態で臨めると思っています。
波乗りジャパンチームが一丸となって今年も団体優勝を目指しますので、応援よろしくお願いします。
(プロフィール)
波乗りジャパン: 五十嵐カノア Kanoa Igarashi
1997年生まれ。両親は日本人ながらカリフォルニアで生まれ、11歳でアメリカ最大のアマチュア団体(NSSA)で最多優勝記録30勝で全米タイトルを獲得。
2016年には史上最年少、アジア人で初めてWSL CTツアーに参戦し、2019年の第2戦「Corona Bali Protected」にて初優勝を果たした。
「2020本大会」に向け今日本で最も注目されるサーファー。
波乗りジャパンの選手と同じウェアを着て応援したい。QUIKSILVERの最先端テクノロジーを駆使し、選手たちのON/ OFFに焦点を当てたアスリートファーストのプロダクト。
それぞれ特徴のある機能やシーンでの着用を想定した “REPLICA, TECHNOLOGY, ECO” の3ラインで波乗りジャパンをサポートします。
そしてサーフィンをライフスタイルとして楽しむ全てのユーザーのためのウェアを提案します。
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