QUIKSILVERライダー16年のキャリアを持つ、大野修聖がボードショーツに求めるもの。
長かった梅雨も明け、いよいよ夏本番。この季節のビーチで必要不可欠なアイテムが「ボードショーツ」です。この連載企画では、QUIKSILVERのアイテムを着用するサーファー5人に、「自分が履きたいボードショーツ」について話を聞いてみました。ぜひ読者のみなさんも彼らの意見を参考に、ベストなサーフトランクスを探してみてください。
-普段のライフスタイルで、ボードショーツはどんなシーンで履いていますか?
日本の夏の海でサーフィンをするときはもろんですし、アフターサーフのビーチではそのままってことが多いかもしれないです。海外トリップで、南国のインドネシアでは常にボードショーツで過ごしていますし。毎年2~3枚を自分で選んで、それを履き回しています。僕はサーフィンをする際に、海水温が高ければウェットスーツやタッパーなどは着ずに、ボードショーツを履いて裸で入るのが好きです。シンプルイズベストじゃないですけど、なるべくサーフトランクスだけで海に入りたいので。やっぱりそれが一番気持ちがいいじゃないですか。
-ボードショーツの機能でどんなところを重要視していますか?
まずはストレッチ性があって膝に引っかからないこと。あとは、擦れないことや乾きが早いことも重要ですよね。サーフィンのコンテストのときには、テクノロジーが詰まったハイパフォーマンスのボードショーツで、基本的にはシンプルなカラーを選びます。逆に、フリーサーフィンのときはデザイン重視ですね。好みのカラーやデザインもそうですし、クラシックなスタイルも好きです。
-QUIKSILVERは今年で50周年を迎え、この夏のプロダクトのなかには、昔のデザインを復刻したボードショーツがあります。こういったレトロなデザインはいかがですか?
僕の年齢的に、当時のサーファーが履いていたボードショーツを見ていた世代なので、懐かしいですよね。その頃のQUIKSILVERのライダーのなかでもトム・キャロルさんの印象は特に強くて、彼は憧れでもあります。最近、そういったリバイバルデザインは人気がありますし、良き時代は繰り返すのだと思います。そのレトロデザインに、進化した機能が取り入れられている。ストレッチ性もあっていいですよね。
-50年が経ったQUIKSILVERのブランドをどう捉えていますか?
QUIKSILVERとは2003年から契約がスタートしたので、もう16年が経ちます。このブランドのライダーには、レジェンドサーファーのトムさんがいながらも、今の世代のヒーローであるカノアもいる。新旧の架け橋がよくできていると思うんです。サーフシーンの歴史を大切にしながら進化し続けていますよね。そういったブランドの核になる部分を守りながら、プロダクト作りに反映させている素晴らしいブランドだと思います。
(プロフィール)
波乗りジャパン チームキャプテン: 大野修聖 Masatoshi “Mar” Ohno
1981年生まれ。若くして世界を転戦し、世界で数々の好成績(日本人過去最高)を納める。2013年国内にカムバックすると8戦中7戦連続優勝し、前人未到の記録を樹立。3度目のJPSAグランドチャンピオンに輝くなど多くの戦績を残してきた。2018年のISA WORLD SURFING EVENTでは、サーフィン日本代表 “波乗りジャパン” のキャプテンを務め、日本を初の金メダルに導いた。
この夏、QUIKSILVERのボードショーツは、ハイクオリティーな素材のみを使用したトップアスリートのためのプロモデル「HIGHLINE PROシリーズ」をはじめ、ブランド創立50周年を記念し、当時のデザインをリバイバルした復刻コレクションなど、数多くのプロダクトを展開しています。サーフィンをライフスタイルとして楽しむ全てのユーザーへ向けた最新サマーアイテムをぜひご覧ください