QuiksilverとDef Tech の初のコラボレーションが実現。
MARの盟友であり、プライベートでもサーフィン、海、ハワイを愛する2人に、音楽とサーフィンについて思いを語って頂きました。
1)音楽とサーフカルチャーについて思いを聞かせて下さい。
Micro:僕が子供の頃の時代はスポーツと音楽が結びついていなかった。日本は特にそうだったと思います。
子供の時、バスケットボールが好きでNBAをたくさん見ていて、その中でMichael Jordanが大好きでした。バスケットボールだと、HIP HOPのカルチャーとバスケットが結びついていますよね。
当時のアメリカのサーフィンやスケートボードのビデオはメロコアとかパンクの曲が使われて、それからJack Johnsonのような音楽に変わってきたのですが、日本にはそういった音楽やカルチャーがありませんでした。
そういう時代の中、身近にいたプロサーファーの友人達を応援したいという思いがどんどん出てきて、曲を作るようになり、形になりました。 まーくん(大野修聖)に作った曲、亡くなった佐久間洋之介さんに捧げた「祈り」、ソロの時に作ったEddie Aikauに捧げた曲があります。
僕の中でプロサーファーという存在は一番カッコよくて、彼らにスポットライトをあてる音楽を作ることを心掛けてきたし、意識してやってきました。 それと、海の行き帰りに聞く音楽を自分達で作れたらなという思いが小さい頃から漠然とずっとあって、実現されました。
Shen:僕はとてもシンプルな思いです。″波乗りと音楽″がなんで一緒なのかというと、両方とも波。audioから流れる波なのか、水の波なのか。本当にこの2つがマッチして、ひとつになる感覚がある。波長というのかな。
僕たちが海で育ってきて、音楽とサーフィンが一緒なる流れは自然に生まれた。hand in hand。2つが手を取り合い重なりあってひとつになる感じ。
波乗りしていたら音楽聞きたいし、音楽聞いていたら波乗りしたいし、海入りたくなっちゃうよね。どちらかが無かったらすごく寂しいし、両方必要ですね。
2)今回の「Journey」という曲に、クイックシルバーのことを書いてくださっていますが、この曲が生まれた背景を教えて下さい。
Shen:なんでこの曲が生まれてきたかというと、僕がこの曲のサビを書いていて、ハワイに帰りたくなった。でも、今年は何度かハワイに帰れたから、なんか違う場所へ行きたいなと思って。
Journeyは自分が住んでいる場所から知らない場所に行ってみたいと初めて思わせる曲でした。今までは、日本とハワイでいいと思っていたのですが。
皆さんの人生の中で、本当に″Journey”をして、新しい自分を見つけることができると思ったのです。 そしてMicroにとってのJourneyは何かと聞いたら、North Shoreにいきついたんです。
Micro:僕のJourneyは何かと言ったら、North Shoreに行って、最高の波のりがしたいということ。North Shoreは最高のFantasy LandでJourney Land だからね。
さらに、Shenのウクレレがあれば最高ですね。ここ1年くらい、Shenがずっとウクレレを持ち歩いていて、かなり技術があがっていたんです。
Shenのウクレレを聞きながらたくさんの曲が思い浮かんで、その中で直感でピーンときて、できあがったのがこの曲だったんです。
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