「2019 ISA WORLD SURFING GAMES presented by Vans」。会場の宮崎県木崎浜は昨日より若干落ち着いたものの、引き続きジャンクなビッグコンディション。波乗りジャパンで唯一残っている村上舜に多くの期待が寄せられる中ファイナルデイがスタートした。
■村上舜の勝利によりオリンピック出場国枠を確保■
ファイナルデイはリパチャージ10よりスタート。組み合わせは村上舜、元CTサーファーのフレデリコ・モライス(POR)、そしてインドネシアの和井田リオ。アジア大陸でのオリンピック出場国枠を獲得するためには舜もリオも負けられない重要なヒート。序盤はリオ、モライス共にグッドスコアを獲得する中、舜はじっくりと波を待つ。中盤に差し掛かろうとした時に掴んだ波で3発のハードなリッピングを見せ他の二人を上回るスコアを獲得。その後もバックスコアをきっちりと揃え、1位でラウンドアップ。この結果により、村上舜は一部条件付であるがオリンピックの出場権が得た。

村上舜。気持ちの入ったサーフィンに多くのファンが感動したはず Photo:KENYU
■快進撃を続けた舜は4位入賞■
ファーストラウンドで勝利した舜の勢いは止まらない。続けざまにリパチャージ10、11、12を突破し、2年連続でグランドファイナルへと進出。今大会で実に12ヒートを戦ったことになる。リパチャージ12ヒートではキング、ケリー・スレーター(USA)、イラロ・フェレイラ(BRA)、ラムジー・ボーキアム(MAR)と対戦し2位で通過。大会前に宣言した「ケリーを倒したいですね」を見事、有言実行してみせた。ファイナルはコロヘ・アンディーノ(USA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)、イタロ・フェレイラのWSL CT上位の選手達と対戦した。世界最高峰の選手達とまったく見劣りすることのないサーフィンを見せたが、昨年同様の4位入賞でフィニッシュ。しかし、舜の見せたまさに侍スピリッツともいえる気持ちの入ったサーフィンには、多くのギャラリーの感動を呼んだ。OPEN MENの結果は、ファイナルで10ポイントをスコアしたイタロが金メダル、アンディーノが銀、メディーナが銅メダルとなった。
Photo:KENYU

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■波乗りジャパン連覇は逃したが2年連続表彰台へ■
村上舜の活躍により、波乗りジャパンはニュージーランドと争っていた国別成績の3位が確定、銅メダルを獲得した。2連覇は果たせなかったが、それでもサーフィン強豪各国がCTサーファーを揃えるなどした本大会のレベル考えると、日本人サーファーの実力は世界と堂々と渡り合えるレベルであり、オリンピックを来年に控え可能性のある十分な結果だったといえる。五十嵐カノア、村上舜、大原洋人、前田マヒナ、松田詩野、脇田紗良、そしてチームキャプテンの大野MAR修聖、多くの感動と興奮をありがとう。また出場全選手、主催のISA、運営組織などの関係者すべてに最高の大会をここ日本で開催してくれたことに感謝の意を述べたい。

Photo:KENYU
「波乗りジャパン」村上舜と、3名のCT選手で行われたグランドファイナルの詳細は THE SURF NESで
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心ひとつにサーフィン日本代表チームを応援しよう!!



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