五十嵐カノア
Kanoa Igarashi
名前: 五十嵐カノア
誕生日: 1997年10月1日
出身地: ハンティントンビーチ、カリフォルニア
自らもサーファーであった両親の影響で、僅か3歳でサーフィンを始めた。その3年後には初出場したローカルコンテストで初優勝を遂げたことは、後のコンペティションシーンでの活躍を感じさせるものであった。類稀なるその才能を当時アマチュアUSAコーチ(ジョイ・ブラン氏)に見出され、最年少の9歳で強化選手としてUSAチーム入りを果たす。2009年にはサーフィン_界のレジェンド、トム・カレン(USA)の_持つNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)最多優勝記録30勝を樹立。
身長: 180cm
スタンス: レギュラースタンス
体重: 75kg
この記録は未だに破られていない。12歳でNSSA全米ナショナルチャンピオン獲得と同時にNSSAサーキットを引退、その戦いの場をASP(現WSL:ワールド・サーフ・リーグ)の試合へと移してゆく。2012年、13歳の時にASP初優勝、またUSAチャンピオンシップU-18クラスを14歳という最年少記録(当時)で優勝を果たし、 そのキャリアを積み上げていき、2019 WSL MENS チャンピオンシップツアーの第2戦「Corona Bali Protected」にてアジア人初となるチャンピオンシップツアーでの初優勝を果たした。
WSLチャンピオンシップツアー(CT) 優勝
2019 WSL MENS チャンピオンシップツアーの第2戦「Corona Bali Protected」は、時おり6フィートクラスの波が押し寄せるエピックコンディションの中ファイナルデイを迎えた。本コンテストのラウンド1では、殆ど波に乗ることがなく、エリミネーション(敗退者決定)に回った五十嵐カノア。だが、そこから集中力を発揮。徐々にカノアらしいサーフィンを取り戻しながら調子を上げ、ファイナルデイに進出した。 迎えた決勝。対戦相手は同じチームメイトのジェレミー・フローレス(FRA)。9.1ptのエクセレントをスコアしたカノアが一時、コンビネーション(1本の波では逆転できない状況)まで追い込むも、ジェレミーが8.93ptで反撃を開始、終盤はお互いに良い波を掴めず硬直状態。ジェレミーがラストライドで逆転を狙ったが届かずタイムアップ、カノアが嬉しいチャンピオンシップツアーでの初優勝を果たした。
WSLチャンピオンシップツアー(CT) の軌跡
世界最高峰のサーフィンリーグ"WSLチャンピオンシップツアー(CT)"2年目の参戦となったカノアはポストシーズンの2月に来日し、2020年東京オリンピック参加を日本代表と目指す事を表明、大きな話題となる。そんな中スタートした2017年シーズン、パワー、スピード、そしてテクニックと確実に進化しながらも、ツアー前半は第3戦マーガレットリバーの13位、第4戦ブラジルでの9位以外は、自身初の初戦敗退を経験するなど苦戦が続く。
ターニングポイントとなったのが、シーズ中盤の8月に開催されたCTツアーに匹敵するといわれる最高峰のコンテスト「QS10,000 USオープン」での優勝。この優勝で10,000ポイントを獲得したカノアは昨年に引き続き、QSツアーからのクオリファイを濃厚なものとした。再度プレッシャーから解放されたカノアはUSオープンでの優勝以降、CTツアーで13、5位、3位とシーズン前半と見違える成績を残しランクは20位までUP。最終戦のパイプマスターズに挑む。
Kanoa Model
Kanoa's Timeline
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2019
- 5月 「Corona Bali Protected」優勝
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2018
- 4月 QS3,000「Pro Santa Cruz 2018 pres. by Oakley」優勝
- 7月 「Corona Open J-Bay」3位
- 8月 QS10,000「Vans US Open of Surfing」優勝
- 9月 QS10,000「EDP Billabong Pro Ericeira」2位
- 9月 「Surf Ranch Pro」3位
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2017
- 1月 WCT QS1000「SHOE CITY PRO」優勝
- 8月 WSL QS10000「VANS US OPEN of SURFING 2017」優勝
- 10月 MEO Rip Curl pro Portugal 3位
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2016
- 9月 QS6000 Pantin Classic Galicia Proで優勝
- 11月 WQS 6000「Hang Loose Pro Contest」 カノア五十嵐が優勝
- 12月 Billabong Pipe Masters 準優勝
ワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを確定。
キャリアで最重要な課題を成し遂げ、さらなる挑戦の年となる。
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2015
- 2月 WSLマンリービーチ「ハーレー・オーストラリアン・オープン」プロ・ジュニア優勝
- 4月 ポルトガル「Boonman Air Show」エアリアルコンテスト優勝
- 6月 サンディエゴ「2015 AM SLAM SURF SLAM」優勝
- 6月 WSL ロスカボス メキシコ「Los CABOS オープン」プロ ジュニア優勝
- 8月 WSL QS-3000 米国東海岸バージニアビーチ「Vans Pro」優勝
- 11月 WSL QS-6000 ブラジル イタカレ「マハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」優勝
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2014
10月 ASP「Shoe City Pro 2014」Huntington Beach優勝
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2012
- ASPプロジュニア(U-21)アメリカ東海岸フロリダで開催「DNAエナジープロ」13歳でASP(WSL) 初優勝
- 6月リップカール「グロムサーチ」Huntingtonにて、Uー16とUー14の2ディビジョンを制覇し,ダブル優勝
- 11月リップカール「グロムサーチ」サンフランシスコにて全米ナショナルチャンピオンシップファイナルで優勝
- 6月 USA Championship U-18 (当時14歳) 最年少記録優勝
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2011
- 2月 クイックシルバーと契約
- ニューポートで開催されたVQS(ボルコム世界選手権)ボーイズクラスで優勝し12歳で世界チャンピオンになる
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2010
- 12歳でNSSA全米ナショナルチャンピオン獲得
- Huntington BeachにてNSSAミドルスクール(ボーイズ)クラスとNSSAエクスプローラー(ボーイズ)クラス全米チャンピオンと三冠王を飾る。(この年でNSSAを引退)
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2009
トムカレン氏が持つNSSA年間最多優勝回数記録を破る。年間30勝達成
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2007
当時USAサーフTEAMコーチ(ジョイブラン氏)推薦で最年少9歳でUSAサーフTEAMに入る
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2004
6歳の時「Kids For Clean Waves」Huntington Beachサーフィン大会に初出場初優勝
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2000
3歳の誕生日にハワイへ旅行。初めてサーフィンをした日に立ち、サーフィンに夢中になる
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1997
10月にサンタモニカで誕生
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1995
父・勉と母・美佐子が東京からカリフォルニアに拠点を移す