ボードショーツはクイックシルバーの出発点であり、帰する場所である。1969年、オーストラリアのトーキーにてアラン・グリーンとジョン・ローによってクイックシルバーのボードショーツ(サーフィン用のショートパンツ)が生み出された。ボードショーツカンパニーとして、自分たちのサーフィンに対するアイディア、ノウハウ、そして哲学を基に、高品質かつ斬新なアートワークスタイルの商品を生産。クイックシルバーのボードショーツのうわさは、世界中をトリップするサーファーによって瞬く間に広まった。その後、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと販売網が世界中に広まるとともに、そのデザインをスノーウエアや、アパレルにも取り入れ業界に衝撃を与えた。 今ではアクションスポーツのリーディングカンパニーとして、その地位を確立するまでに至った。サーフィンという海のカルチャーとアパレルという陸のカルチャーを、高機能と斬新なアートワークで結びつけたクイックシルバーのボードショーツ。これこそがブランドの象徴であり、全てを語るものである。

 

 

 

1969年に作られた第一作目のボードショーツ。マジックテープのフロント部分にスナップボタンが1つついたシンプルなカラーコットントランクス。刺繍されたロゴマークは、当時のデザイナーが作ったシルバーの白鳥をかたどったロゴだった。現在の山と波を表現したロゴは1971年に初めて登場し、それ以降Quiksilverの永久的シンボルとして存在している。

 

アメリカでのライセンスがボブ・マックナイトとジェフ・ハックマンに認可された1976年より少し前に、カラーブロッキングのサイドパネルデザインがQuiksilverのボードショーツに加わった。その数年後、アメリカではコットンに変わる生地として速乾性のあるコットンとポリエステル混合の生地が採用され始めた。

 

70年代半ばから後半にかけて、ボードショーツはミッションビエホにあるHoffman California Fabricsで特別に作られた様々なプリント生地でつくられるようになった。1940年からのエアブラシアーティストたちがトロピカルなサーフシーンとビーチシーンを表現。Quiksilverはこのスタイルを様々なプリント生地に採用し"Quiksilver Country"と名付けた。

 

ハワイから何千マイルも離れたオーストラリアトーケータウンではQuiksilverのアーティスト兼デザイナーであるサイモン・ポタンショーがポリネシア全域でよく見られる伝統的なトロピカルプリントを独自の解釈で表現。ハイビスカスや極楽鳥、花、シダの葉などの熱帯植物がいままでのパレオプリントの歴史に新たなぺージを刻む新しいモチーフとなった。

 

 

 

1980年、QuiksilverのEcho Beach ボードショーツで、サーフスタイルとニューウェイブ、ポップミュージックが同期した時代。前面にチェックボード、ハーレークインダイヤモンド、そして色鮮やかな水玉模様のプリントが施されたボードショーツに加え、無地のボディにグラフィックをサイドパネルに用いたものの両方が特徴のEcho Beach ライン。これらがQuiksilver社をボードショーツのみならず、ウォークショーツ。トップス、ジーンズ、ジャケットなどを提供するフルタイムサーフウエアレーベルへと押し上げた。

 

Echo Beachの名前は、Canadian New Waveバンド、Martha and the Muffinsの80年代の曲からインスパイアされて付けられたが、この曲がチャート落ちしてからも長期間、Echo Beachのサーフトランクスの人気が衰えることはなかった。Quiksilverのアーティスト達が何シーズンもかけてEcho Beach ラインの再解釈を繰り返し続けたおかげで、サーフルックはアメリカンスポーツウエアデザインの正真正銘の永遠のアイコンとなった。

 

この水彩色の抽象的なプリントはEcho Beachのアップデート版。このころオリジナルアートワークのプリントはQuiksilverボードショーツラインの代表的存在となり、アーティストたちはオーストラリアとカリフォルニアでそれぞれ新しいデザインを発案していた。そして同時期にヨーロッパではQuiksilverのライセンスが許諾され、世界に3本目となる柱がフランス南西に立とうとしていた。

 

1980年中頃、サーフィンのプロワールドツアーの開始から10年目を迎えようとしており、その勢いは止まる様子がなかった。ST Compボードショーツは技術革新とプロサーフィンからのインスパイアされたスタイルの両方を合わせ持っていた。コットンとLycraの混合生地でつくられ、ハイパフォーマンスサーフィンに必要な動きを最大限に持たせるための2方向のストレッチを可能とした。

 

1980年代後半のサーフルックの大きな特徴である"Day-Glo"、あるいは"neon"と呼ばれるカラーストーリーの前兆となったのがサイドパネル。鮮やかなアクセントが目立つのがST Compシリーズ。

 

Quiksilverおよび他の南カリフォルニアのサーフウエアブランドのデザインがカジュアルファッションから最新流行ファッションにまで真似された1980年代後半、ビーチライフスタイルがアメリカのみならず世界中でスポーツ上の推進力となった。この頃、細めのウエストバンドとひとつのスナップボタンへの回帰が見られた。またバックに配置されたロゴはバックにスポンサーロゴを配置するビーチバレーのウエアからインスパイアされたもの。

 

 

 

グラフィティアートの文化的現象とキース・ヘリングやジャン・ミシェル・パスキアなどの革新者たちの影響が80年代後半のサーフシーンに溢れだし、QuiksilverのGetto Dogラインを生み出した。アボリジニの原型を彷彿とさせるものなど、きわめて図案化された無骨なモチーフはオーストラリア人デザイナーのピーター・ウェブのプレインストームから生まれた。当時、にわかに立ち上がり非常に評価され、独自の市場を作りだしていたサーフレーベルMamboの気まぐれで無意味なアートワークプリントに反論する目的で作られたものだ。

 

サーフルックアパレルが氷河期を迎えた頃、本物のサーフレーベルは変化し続ける若い世代の嗜好と考え方を取り組み、革新的な方法でビーチでの存在を取り戻そうとしていた。"Generation X"ラインを1990年代初頭の例としてみてみると、エッジの効いたグラフィックが採用され、鮮やかな色使いが少なくなっていることが分かる。当時、丈の長めボードショーツが再度人気を集め、Quiksilverは、このスタイルを"Leggo"シルエットと名付けた。

 

成功を収めた1980年代半ばのデザインを再解釈した1990年前半のQuiksilverのWarpaintラインにみられるように、原始的なモチーフを用いたワイルドなアートワークがサーフウエアの主流となっていた。サーファーたちは遠く離れたアフリカ、インドネシア、南アメリカなどエキゾチックな場所へと足を伸ばし、刺激的な異文化のインスピレーションを受けてきていた。サーフカルチャーが大衆ファッションになった中で、Quiksilverのようなコアなサーフレーベルは独特なスタイルでサーファー達をひきつけ、差別化を図っていた。

 

どのオーセンティックなサーフレーベルにおいても重要な要素であるボードショーツだが、Quiksilverボードショーツの成功は、革新的なグラフィックスだけがもたらしたものではない。Quiksivlerがウエットスーツ製造を始めた頃と同時期であった1990年代半ばに登場したNeo Geoボードショーツは2方向ストレッチ素材のLycraで作られた。ピッタリとフィットする超柔軟なスタイルは1950年のパイプラインマスターでもあったトム・キャロルがNeo Geoを気に入り、その彼の指示が速乾性のあるテクニカル アスレチックウェアのスタイルを立ち上げたと言っても過言ではないだろう。

 

1990年代半ばになると、一部のガールズパワームーブメントに影響され、波に乗る女性達が今までにないくらい人口が増えた。Quiksilverは時代の流行をいち早くキャッチし、レディスサーフブランド"Roxy"を立ち上げた。特にガールズパワーのアイコン的存在であった4度の世界チャンピオンに輝いたリサ・アンダーセンが着用したいたこともありRoxyの女性用ボードショーツはフェミニンかつ機能的、スタイリッシュでセクシーだった。

 

1990年代後半に伝統的なパレオプリントが再来した。Quiksilverがはじめてボードショーツを取り入れてから20年後、ボードショーツの形に変化があり、丈の長いシルエットが人気になった。この頃、チームライダーであるケリー・スレーターが信じられない記録破りな6度の世界大会優勝に成功、その彼が大会とフリーサーフィンの際にこのトロピカルプリントのボードショーツを履いていたことで、世界中のサーフショップでのセールスは成功を収めることが保証されているようなものだった。

 

 

 

1964年に映画「The Endless Summer」が公開され、世界中の未開拓のビーチにまだ誰にも乗られていない波があることをみんなが知って以来、サーファーたちは常習的なサーフトラベラーとなった。40年経った今、サーフィンのアドベンチャー旅行はジャングルサーフィンキャンプ、通常では入れない場所へのチャーターボードでのアクセス、Quiksilver's Crossingのように世界旅行へと発展し、サーファーたちを未知の領域へといざなっていった。Surfers of Furtuneボードショーツは、ハードコアなサーフィントリップを記念して、水筒、ワックスと小銭を入れるポケットを兼ね備えたカモフラージュプリントのボードショーツを発売した。

 

多くのファッションビジネスと同じように、機能的なサーフウエアは独特のスタイルが再発見と改革を通して受け継がれていく。この新世紀の始めにQuiksilverが星型を無地の背景に配置したが、それは特に目新しい試みではなかった。1978年の世界チャンピオン、ウェイン・ラビット・バーソロミューがEcho Beachの時代に赤い背景に白い星をあしらったボードショーツを好んで履いていた。しかしケリー・スレーターが愛用している近代のマイクロファイバー生地を使用して銀色のアップリケが縫い付けられているボードショーツはレトロリバイバルでありながらまったく新しいボードショーツといっていいだろう。

 

新世紀におけるRoxyのボードショーツスタイルはハードコアサーファーからファッショナブルなノンサーファーまで、より広い市場に対して訴求するようになった。リサ・アンダーセンのデザインのオリジナルは今なお受け継がれ、機能性と同じくらいファッション性を求める層に愛されている。しかし、多種多様な丈の長さのスタイルがあり、波にもまれるためのものというよりはビーチでパーティを楽しむのに適しているようなものもある。無地のものよりも、クールなプリント生地がより人気を博していた。

 

芸術と科学、機能と形状、そしてただ楽しむこと、それがサーフィンの全てであり、ボードショーツの時代解釈に当てはまるものである。Quiksilverの2005年コレクションでは速乾性のあるマイクロファイバー、ボトルオープナー、そしてワックスコームなどサーファーの必需品がついている。

 

2005年の限定スタイルは、スクリーンプリント、刺繍やアップリケなど、オリジナルアートワークに加え、盛りだくさんの装着で飾られた。それぞれのボードショーツはグラフィティスタイル、手作業でのエアブラッシュ加工などで締めくくられ、まさに一つ一つのボードショーツがカスタマイズだといっても過言ではない。似たり寄ったりのスタイルが増えている21世紀においては、真の画期的な革新だといえるだろう。フロント部に使われているネオプレーンゴムはQuiksilver のウエットスーツの技術を応用したものである。ふちに採用された強化のLycraのおかげで、丈が長めのボードショーツでサーフィンをしてもひざにひっかからないようになっている。

 

正式名称が、Webmaster Art Seriesと呼ばれるラインは、Quiksilverのベテランアーティスト、ピーター・ウェブによって作られ、カリフォルニアのWebbyアワード受賞者、ナタス・カウパスとオーストラリア人アーティストのジョシュ・ガリーによって成功を収めた。これはQuikisilverのアートとデザインに貢献する世界規模アートスクールへの敬意を表して作られたにもかかわらず、Art Seriesには独特のサーフルックが染み込んでいる。

 

ケリー・スレーターが2005年の秋に7回目の世界チャンピオンになったとき、QuiksilverのデザインチームはEcho Beachをまた新たな境地に持っていこうとしていた。もちろん星型も忘れずに。ケリーの驚異的な達成を祝うために、彼の90年代のお気に入りルックだったFoil Starを再現することが自然の流れだった。特別限定版の7Starは80年代のオリジナルデザインと新世紀のマイクロファイバー技術を組み合わせた最高傑作だと言えよう。

 

業界初となるボードショーツをカスタマイズできるサイト「QUIKSILVER CUSTOM BOARDSHORTS 」をスタート。ボードショーツの型やカラーの組み合わせにより、1,100万通り以上のオリジナルのボードショーツができるというもの。生地は勿論、ショーツの丈、DRAW CODE、EYELET&SNAPまで選択できる。

 

 

 

ブランドが誕生してから40年を越える研究と開発を経て、技術設計・スポーツ科学の分野で採用したサーフィンの動きと人間の動きを採用した”クイックシルバー・エクスプローシブ・テクノロジー・ボードショーツ“。パフォーマンスを高めるトレーニングや自分のライディングの見直しに役立てられる一枚。

 

擦れない、伸びる、軽量、速乾快適を大きな特徴とした”4WAY STRETCH DAIAMOND DOBBY™”という生地を使用したボードショーツをラインナップ。細部に渡って考え抜かれた仕様へのこだわりが凝縮されたクイックシルバーのボードショーツ。

 

常に新しいものを取り入れ業界に衝撃を与え続けてきたクイックシルバーが両生類、両生動物の意を持つAMPHIBIANS(アンフィビアン)を発表。その名の通り水陸両用のボードショーツ。ボードショーツとしての機能がありながら、快適なウォークショーツとしても使用可能。サーフィンはもちろん、プール、ランニング、トレーニング、バイク、夏フェス、格闘技、使う人のライフスタイルをスタイリッシュに演出してくれるボードショーツ。