海・気象の知識 Vol.5
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⑬寒気: 冬は日本海
冷たい空気の塊を寒気ともいいます。この寒気ですが、もっとも日本に影響を与えるのが冬となります。冬になると北半球では太陽光線の量が減り、大地は冷やされて空気も冷たくなります。日本から北西に位置するロシア・シベリアでは夏を過ぎると徐々に大地・空気共に冷やされます。 一般的に物質は冷えると密度(=単位あたりの重さ)が増します。空気も同様に冷えると密度が増して地表近くにたまります。この地表近くにたまった空気は、次第にシベリアから日本に向かって吹き出されます。このことを冬における「寒気の吹き出し」といいます。 冬の代表的な気圧配置に「西高東低の冬型の気圧配置」というものがあります。「西」のシベリアには冷たくて重い空気による「高」気圧があり、日本の「東」には「低」気圧という気圧配置です。この冬型の気圧配置になると、冷たい北西寄りの季節風(=寒気の吹き出し)が強まり、日本海側ではジャンクな風波が強まります。この風波はサイズがあるもののまとまりはなく、サーフィンには適しません。しかし、冬型の気圧配置が緩むと北西寄りの風も弱まり、北西寄りの風波は次第に落ち着いて綺麗なウネリとなります。冬場の日本海側ではこの冬型の気圧配置の緩み始めが一番の狙いとなります。 一方、太平洋側は、湘南・南伊豆・千葉南などのエリアでは寒気による西風による波が反応するものの、多くの所が季節風は強いオフショアとなってスモールコンディションになりがちです。
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⑭リップカレント: 川並の流れ
ウネリは上下運動のみで、海水は前後左右には位置を変えません。しかし、ウネリが岸近くに来てブレークすると、崩れた海水が岸に向かって進んでいきます。この時、岸に向かって進んだ海水はどうなると思いますか? 岸に向かって進んだままだと、岸に海水がたまって沖合より海面が高くなってしまうはずですが、そのようなことはありません。岸に向かって進んだ波は、次第に横に進み、最終的には沖に向かって進んでいきます。波が割れているエリアで、海水はグルグルと回転しているのです。この流れのことをリップカレントといいます。 このリップカレントは、川並の速さになることもあります。リップカレントを利用することで簡単にゲットできるという利点もありますが、ビギナーの方にとってはアウトに流されてしまう危険の方が大きいです。特に消波ブロックが入っているような所ではリップカレントが強くなる傾向があります。パドル力のない初心者の方はリップカレントが強くなっているような時は海に入らないようにしましょう。
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⑮ボトム・ブレーク: ブレークはボトム次第
中上級者のサーファーの間では、「地形が良くない」「地形が決まっている」という会話があります。この地形とは何だと思います? ウネリは沖合の深い海から進んできます。このウネリとは上下に動くエネルギーの伝播であって、海水は上下にしか動きません。このウネリのエネルギーは、水深の浅い岸近くになると海底にぶつかってしまい海水が前へと崩れる動きに変わります。これがサーフィンにおける波のブレークとなります。 そして、この水深の浅くなった岸近くの海底をボトムといいます。せっかく沖からウネリが進んできても、ボトムの形状が良ければブレークも良くなりますが、ボトムの形状が悪ければブレークも悪くなります。 一般的に、沖に向かって突き出しているような三角形で凸状になっていると綺麗なブレークを見せます。このボトムの形状ですが、リーフといわれる岩でできている所は、ほとんど形を変えることがないので、ブレークは安定しています。逆にボトムが砂でできているビーチや河口では、頻繁に形状を変えるので、ブレークが良い時もあれば悪くなるときもあります。つい数日までは形の良いブレークがあったのに、突然悪くなってしまうということもあります。 なお、リーフのポイントは、ワイプアウトしてぶつかるとけがをすることもあるので、初心者の方はまずはビーチブレークで技量を磨くことをオススメします。








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